本文
目次
議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開会(午前10時00分)
市長議会招集の挨拶
市長一般報告
議長報告
休憩(午前10時05分)
再開(午前10時08分)
市長、受賞議員に対する挨拶
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
表決
日程第3 報告第11号~報告第17号
石川市長の説明
日程第4 議案第51号~議案第53号
石川市長の説明
赤尾建設部長の説明
関教育長の説明
岡崎溥議員の質疑
赤尾建設部長の答弁
井谷幸恵議員の質疑
赤尾建設部長の答弁
委員会付託
日程第5 議案第54号~議案第56号
石川市長の説明
原企画部長の説明
委員会付託
日程第6 請願第1号
委員会付託
散会(午前10時46分)
本文
平成30年6月4日 (月曜日)
議事日程 第1号
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 報告第11号 継続費繰越計算書の報告について
報告第12号 継続費繰越計算書の報告について
報告第13号 継続費繰越計算書の報告について
報告第14号 繰越明許費繰越計算書の報告について
報告第15号 繰越明許費繰越計算書の報告について
報告第16号 繰越計算書の報告について
報告第17号 繰越計算書の報告について
第4 議案第51号 新居浜市市営住宅条例及び新居浜市市営活性化推進住宅条例の一部を改正する条例の制定について
(環境建設委員会付託)
議案第52号 新居浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
(福祉教育委員会付託)
議案第53号 新居浜市公園条例の一部を改正する条例の制定について
(環境建設委員会付託)
第5 議案第54号 平成30年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)
(各常任委員会付託)
議案第55号 平成30年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
(環境建設委員会付託)
議案第56号 平成30年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
(福祉教育委員会付託)
第6 請願第1号 消費税10%への増税中止を求める意見書の提出方について
(企画総務委員会付託)
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本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
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出席議員(26名)
1番 神野 恭多
2番 米谷 和之
3番 井谷 幸恵
4番 藤田 誠一
5番 田窪 秀道
6番 小野 辰夫
7番 太田 嘉一
8番 岩本 和強
9番 三浦 康司
10番 篠原 茂
11番 大條 雅久
12番 高塚 広義
13番 藤原 雅彦
14番 豊田 康志
15番 永易 英寿
16番 伊藤 謙司
17番 藤田 豊治
18番 藤田 幸正
19番 岡崎 溥
20番 伊藤 優子
21番 佐々木 文義
22番 真木 増次郎
23番 仙波 憲一
24番 近藤 司
25番 加藤 喜三男
26番 山本 健十郎
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欠席議員
なし
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説明のため出席した者
市長 石川 勝行
副市長 寺田 政則
企画部長 原 一之
総務部長 多田羅 弘
福祉部長 白石 亘
市民部長 岡松 良二
環境部長 小山 京次
経済部長 鴻上 浩宣
建設部長 赤尾 恭平
消防長 毛利 弘
水道局長 園部 省二
教育長 関 福生
教育委員会事務局長 加藤 京子
監査委員 寺村 伸治
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 粂野 誠二
議事課長 飯尾 誠二
議事課主幹 小島 篤
議事課副課長 髙橋 憲介
議事課議事係長 美濃 有紀
議事課調査係長 神野 瑠美
議事課庶務係長 和田 雄介
議事課主任 村上 佳史
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午前10時00分開会
○議長(真木増次郎) ただいまから平成30年第3回新居浜市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
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市長議会招集の挨拶
○議長(真木増次郎) 市長から今議会招集の挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) おはようございます。
開会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
本日、平成30年第3回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には早速御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
今議会に提案をいたします案件は、新居浜市市営住宅条例及び新居浜市市営活性化推進住宅条例の一部を改正する条例の制定を初め、平成30年度一般会計補正予算におきましては、認定こども園施設整備事業など公共事業を初め、清掃センター焼却灰処理施設整備事業など単独事業、マルチハザードマップ作成事業費など施策費を措置いたします。また、後日追加予定いたしております案件もございます。議員の皆様には十分な御審議をいただき、適切な御議決、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
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市長一般報告
○議長(真木増次郎) この際、諸般の報告を行います。
市長から報告があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) お許しをいただきまして、新居浜市内におけるアカカミアリの確認について御報告を申し上げます。
去る5月31日、台湾の高雄港から神戸港経由で新居浜港に陸揚げされましたコンテナの破損箇所から、作業員がヒアリ等と疑わしいアリを二、三匹発見したとの通報がございました。直ちに市職員が当該コンテナを確認し、アリ1個体を採取、防除するとともに、コンテナの周囲に粘着トラップを設置、翌6月1日にはさらにコンテナの周囲にベイト剤、殺虫剤を設置し、専門家による種の同定検査を依頼いたしました。その結果、6月2日に特定外来生物のアカカミアリであることが判明いたしました。発見以降、継続してモニタリング調査を実施いたしておりますが、現時点では新たなアカカミアリは確認されておりません。今後の対応といたしましては、国、県等と連携、協力して、当該コンテナの内部を確認し、アリの生息状況を調査するとともに、ベイト剤等による防除を実施することとしております。さらに、市民の皆様には、アカカミアリと疑わしいアリを発見した場合には、素手でさわったり、刺激したりすることのないよう、ホームページ等により注意喚起を行うとともに、発見した場合は速やかに連絡していただくよう引き続き周知してまいります。議員の皆様方には、今後の対応につきまして御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
以上で報告を終わります。
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議長報告
○議長(真木増次郎) 次に、議長報告を申し上げます。
報告事項は、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告、新居浜市土地開発公社の事業についての報告、会議出席報告並びに議員の表彰についてであります。
まず、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告につきましては、監査委員から平成30年1月5日から平成30年3月12日までの間に行った監査の結果に関する報告書及び平成29年12月、平成30年1月、2月分の例月現金出納検査の結果に関する報告書の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
次に、新居浜市土地開発公社の事業についての報告につきましては、経営状況を説明する書類の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
次に、会議出席報告についてであります。
全国市議会議長会第94回定期総会及び市議会議員共済会第116回代議員会の報告につきましては、議長報告書のとおりであります。お手元の議長報告書をお目通し願います。
次に、議員の表彰についてであります。
全国市議会議長会において、15年以上議員在職表彰で岩本和強議員、大條雅久議員、藤田豊治議員が表彰されました。表彰状及び記念品を受けて帰っておりますので、休憩してその伝達を行います。
なお、藤原雅彦議員は、15年以上議員在職表彰を御辞退されております。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時05分休憩
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午前10時08分再開
○議長(真木増次郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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市長、受賞議員に対する挨拶
○議長(真木増次郎) この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) お許しをいただきまして、一言お祝いを申し上げます。
このたび全国市議会議長会におきまして、15年以上議員在職一般表彰として岩本和強議員さん、大條雅久議員さん、藤田豊治議員さんが受賞されました。はえある御受賞、心からお喜びを申し上げます。
このたびの御受賞は、長年にわたる議員としての地方自治の確立、市民福祉の向上及び市政の発展に貢献されたその御功績によるものでございまして、市民を代表して長年の御労苦に対し、心から敬意と感謝を申し上げます。今後におかれましても、豊富な御経験を生かされ、市政の発展に一層の御協力を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お祝いの言葉にかえさせていただきます。どうもおめでとうございました。
○議長(真木増次郎) これより日程に入ります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第1号のとおりであります。
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日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(真木増次郎) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において高塚広義議員及び藤原雅彦議員を指名いたします。
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日程第2 会期の決定
○議長(真木増次郎) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月21日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(真木増次郎) 御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。
なお、今期定例会の会期中における会議の予定は、お手元に配付の会議日程表のとおりであります。
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日程第3 報告第11号~報告第17号
○議長(真木増次郎) 次に、日程第3、報告第11号から報告第17号までの7件を一括議題といたします。
説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました報告第11号から報告第17号までの7件につきまして、一括して御説明を申し上げます。
まず、報告第11号、継続費繰越計算書の報告につきましては、一般会計におきまして継続費を設定して進めております公共施設再配置計画策定事業費など4事業に係る継続費繰越計算書の報告でございまして、平成29年度予算額に対します未執行額を平成30年度へ逓次繰り越しいたしたものでございます。
次に、報告第12号、継続費繰越計算書の報告につきましては、公共下水道事業特別会計におきまして継続費を設定して進めております企業会計導入事業費及び雨水ポンプ場改築事業に係る継続費繰越計算書の報告でございまして、平成29年度予算額に対します未執行額を平成30年度へ逓次繰り越ししたものでございます。
次に、報告第13号、継続費繰越計算書の報告につきましては、水道事業会計におきまして継続費を設定して進めております総合防災拠点施設建設事業に係る継続費繰越計算書の報告でございまして、平成29年度予算額に対します未執行額を平成30年度へ逓次繰り越しいたしたものでございます。
次に、報告第14号、繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、一般会計における三世代同居促進事業費、特定建築物除却補助事業、消防施設耐震補強対策事業など18事業に係る繰越明許費繰越計算書の報告でございまして、国の平成29年度補正予算に対応したこと及び関係者との調整に不測の日数を要したことなどから、事業費の一部を平成30年度に繰り越したものでございます。
次に、報告第15号、繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、公共下水道事業特別会計における管渠等建設事業など5事業に係る繰越明許費繰越計算書の報告でございまして、国の平成29年度補正予算に対応したこと及び地元調整等に不測の日数を要しましたことなどから、事業費の一部を平成30年度に繰り越しいたしたものでございます。
次に、報告第16号、繰越計算書の報告につきましては、水道事業会計における資本的支出のうち、施設整備、配水設備及び事務費に係る繰越計算書の報告でございまして、関連工事の遅延等による工期の延長によりまして、事業費の一部を平成30年度に繰り越しいたしたものでございます。
次に、報告第17号、繰越計算書の報告につきましては、工業用水道事業会計における資本的支出のうち、配水設備に係る繰越計算書の報告でございまして、当初確認できなかった埋設物の判明等による工期の延長によりまして、事業費の一部を平成30年度に繰り越しいたしたものでございます。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(真木増次郎) これより質疑に入ります。
報告第11号から報告第17号までの7件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(真木増次郎) 質疑なしと認めます。
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日程第4 議案第51号~議案第53号
○議長(真木増次郎) 次に、日程第4、議案第51号から議案第53号までの3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第51号から議案第53号までの3件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第51号、新居浜市市営住宅条例及び新居浜市市営活性化推進住宅条例の一部を改正する条例の制定につきましては、市営住宅等及び市営活性化推進住宅等について、指定管理者制度を導入し、指定管理者に管理を行わせることができるよう必要な事項を定めるため、本案を提出いたしました。
次に、議案第52号、新居浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきましては、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童支援員の基礎資格の追加等を行うため、本案を提出いたしました。
次に、議案第53号、新居浜市公園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、本市が設置する都市公園のうち、新居浜公園及び山根公園について、指定管理者制度を導入し、指定管理者に管理を行わせることができるよう必要な事項を定める等のため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましては、それぞれ補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(真木増次郎) 補足説明を求めます。赤尾建設部長。
○建設部長(赤尾恭平)(登壇) 議案第51号及び議案第53号につきまして補足を申し上げます。
まず、議案第51号、新居浜市市営住宅条例及び新居浜市市営活性化推進住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の15ページから17ページまで及び参考資料の1ページから3ページまでをお目通しください。
本議案は、県内では既に公営住宅等の管理に指定管理者制度を導入してございます愛媛県や松山市と同様に、当市におきましても、市営住宅等及び活性化推進住宅等につきまして指定管理者による管理を検討しておりまして、それが可能となるよう事前に条例の一部を改正しようとするものでございます。
改正内容といたしましては、新居浜市市営住宅条例につきましては、目次の条文整備を行い、現行の第74条から第77条までの所要の条文整備を行った上で、3条ずつ繰り下げ、新たに第74条、第75条及び第76条を追加しております。
第74条につきましては、市営住宅等及び共同施設の管理を指定管理者に行わせることができる旨の規定でございます。
第75条につきましては、指定管理者が行う業務について、その具体的範囲を規定したものでございます。
第76条につきましては、指定管理者が行う管理の基準を包括的に規定し、条例や規則等の管理基準に従い、適正に管理していくものでございます。
また、新居浜市市営活性化推進住宅条例につきましても、新居浜市市営住宅条例と同様に、指定管理者による管理に関する規定を追加するものでございます。
なお、この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
次に、議案第53号、新居浜市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の20ページ、21ページ及び参考資料の5ページ、6ページをお目通しください。
今回の改正は、公園利用者の利便性の向上と管理経費の節減を図ることを目的として、本市が設置する都市公園のうち、新居浜公園及び山根公園につきまして指定管理者制度を導入し、一層の効率的な公園管理を行っていこうとするものでございます。
主な改正内容といたしましては、まず第28条につきましては、指定管理者制度を導入するため、指定管理者に管理を行わせることができる旨の規定の追加でございます。
次に、第29条につきましては、指定管理者が行う業務を都市公園等またはその一部の行為の許可、公園施設の施設及び設備の維持管理などと定めるものでございます。
次に、第30条につきましては、指定管理者が行う管理の基準について規定をするものでございます。
さらに、別表第3の次に別表第4を加え、指定管理者による管理を行うことができる都市公園等といたしまして、新居浜公園及び山根公園を規定するものでございます。
また、第6条第3項につきましては、都市公園における運動施設の敷地面積割合を本市の実情に応じた割合に改めるほか、第9条第10号につきましては、所要の条文整備を行うものでございます。
この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
○議長(真木増次郎) 関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 議案第52号、新居浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
議案書の18ページ、19ページ及び参考資料の4ページをお開きください。
本議案は、放課後児童健全育成事業、いわゆる放課後児童クラブについて、その設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正しようとするものでございます。
本年3月に放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が公布され、放課後児童クラブに必置である放課後児童支援員の基礎資格の明確化がなされるとともに、基礎資格が追加されました。
改正の内容といたしましては、まず第10条第3項第4号を全部改正し、放課後児童支援員の基礎資格として、学校教育法の規定により、学校の教諭となる資格を有する者と規定しておりますが、明確な規定となっていなかったことから、今回更新講習を受けていなくても、教育職員免許法による免許状を有している者は、基礎資格に該当することと規定し、明確にしようとするものでございます。
次に、第10条第3項第10号基礎資格の追加につきましては、最終学歴が中学校卒業である場合、現行基準では放課後児童支援員になれないところ、一定の実務経験がある者から人材を確保するため、放課後児童クラブで5年以上実務経験があり、市長が認めた場合は、基礎資格に該当することとしようとするものでございます。
なお、この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
以上で補足を終わります。
○議長(真木増次郎) これより質疑に入ります。
議案第51号から議案第53号までの3件に対して質疑はありませんか。岡崎溥議員。
○19番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
ただいま提案されました議案第51号、議案第53号にかかわって質疑させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
国及び地方公共団体を一方の契約当事者として、締結されるさまざまな契約は公契約ということで、そのもとで働く労働者は、今合わせて1,000万人を超えるそうであります。いわゆる官製ワーキングプアと呼ばれるようになっているところであります。
そこで、お伺いしますが、今回の住宅条例、それから公園条例の一部を改正して指定管理者制度へ移行、導入するという提案がなされたところであります。公共サービス基本法の第11条によりますと、国及び地方公共団体は、安全かつ良質な公共サービスが適正かつ確実に実施されるようにするため、公共サービスの実施に従事する者の適正な労働条件の確保その他の労働環境の整備に関し必要な施策を講ずるよう努めるものとすると定められております。
そこで、お伺いしますが、今回、この2つの指定管理者制度導入の問題に当たって、多くの新居浜の労働者の賃金、最低賃金も含めて、この関係やさまざまな労働条件の改善、それから地域経済をどうするかということで活性化については地域の労働者の労働条件に大きな影響を及ぼすわけでございますから、これが改善されれば非常に大きな効果が得られるということで、もう一つは、新居浜市政の発展にとっても、労働条件が、賃金を含めて改善されれば大きな貢献となるというふうに思います。今回、この2つが提案されたわけでございますが、入札などによりまして非常に経済効果があるというふうにいろいろと説明を受けたわけでございますけれども、これはやっぱり、労働者を活用して低賃金をあるいは不安定雇用を生み出すというふうなことになるんじゃなかろうかと思うんですけれども、その点、今回の指定管理者制度に当たっては、そこで働く者の入札によって低く抑えられたということだけではなくて、地域経済との関係も含めて、そして公の果たす役割ということもあわせまして、どういうふうにその辺を考えておられるのかと。安ければいいということではないと思いますので、その点をお伺いいたします。
以上です。よろしくお願いします。
○議長(真木増次郎) 答弁を求めます。赤尾建設部長。
○建設部長(赤尾恭平)(登壇) 岡崎議員の質疑にお答えをいたします。
質問の内容につきましては、今回の指定管理者制度に基づき指定管理者と契約することについて、経済的な効果が得られるのか、それからそこで働く方々の労働環境がどうなるのかというような御質問だったかと存じます。それにつきましては、最低賃金等法令に基づき遵守すべき事項については受託企業において当然遵守されるものというふうに考えております。
もう一方、指定管理者に業務を発注するというようなことについて経済の循環が生まれるものというふうに考えております。というようなことで、最終的には今回の提案につきましては、それができる旨の条例の制定というようなことでございまして、選定に当たりましては、選定審査会での審査を経て決定されるというようなことでございますので、当然その中でそういう条件、それから本市に与える影響について検討されるものと考えてございます。
○議長(真木増次郎) ほかに質疑はありませんか。井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
議案第51号について4点お尋ねをいたします。
市営住宅への指定管理者制度の導入についてです。
1点目、指定管理者制度の導入なんですが、最終的な決裁と大きな修繕工事は市が行うという説明を受けました。指定管理者が行う事業の1、入居者の募集に関する業務というのがあります。その際に資料をそろえたり審査したりするということなんですが、そのときに個人情報漏えいのリスクがあるかと思いますが、それに対してどのように対応されますか、お聞きします。
2点目、800万円のコスト削減が可能ということで、住まいという生活に直接にかかわる部門を切り離すのはいかがなものでしょうか。直営ゆえのえこひいきしないとか公平、公正が期待できるという住民の安心感、信頼感が揺らぐのではないでしょうか。この点についてどうお考えでしょうか。
3点目、今もお話がありましたが、民間に任せるということによって、例えば低賃金、無理な家賃の取り立て、親身な対応でなくなるなどなど、利潤追求による弊害が起きてくる可能性があると思いますが、どのように考えていらっしゃいますか。
4点目、毎日のようにトラブルが起こっているとの説明がありました。滞納だとか迷惑行為、クレーム、自殺、孤独死、暴力などなど、指定管理によって松山市や愛媛県はトラブルの件数は減っておりますか。
以上4点お尋ねいたします。
○議長(真木増次郎) 答弁を求めます。赤尾建設部長。
○建設部長(赤尾恭平)(登壇) 井谷議員さんの質疑にお答えをいたします。
まず1点目の個人情報が漏えいするのではないかという懸念に対しまして、先ほど申し上げました選定委員会の中で業務の執行方針について、それからその組織について、個人情報の遵守について、当然そういうことの聞き取りを行いまして、それに問題がないかというようなことについては選定委員会の中で検討事項として行われると思います。
それから、2点目の安くなるからといってということにつきましては、実はまだ条例を定めておりませんので、私どもの調査でいくと安くなる可能性がございますという御説明を申し上げましたが、具体的にどうなるのかというのは今後の話でございます。
それから、公平、公正というようなことで、例えば家賃でございますとか、入居の基準でございますとか、そういう権限にかかわることについては、指定管理者制度に移行いたしましても、新居浜市が持つというようなことで対応ができるものというふうに考えております。
それから、3点目につきましては、民間に任せるといろいろと問題が起こるのではないかと、こういうことでございますが、私ども先進地の事例を調査させていただきましたところ、特に現在のところ問題が起こっているようなことはございません。
それから、指定管理者制度につきましては、一定年限を設けて事業者を選定していくというようなことでございますから、その都度モニタリングを行いながら、悪いところは改善をしていくというようなつもりでございます。
それから、4点目、トラブルが減るのかというようなことにつきましてでございますが、現在愛媛県内では松山市、愛媛県が指定管理に移行してございますが、その点につきまして特にトラブルがふえておるとか、全く変わらないというようなことはお伺いはしてございません。
以上でございます。
○議長(真木増次郎) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(真木増次郎) これにて質疑を終結いたします。
議案第51号から議案第53号までの3件は、いずれも議事日程に記載のとおり、環境建設委員会及び福祉教育委員会に付託いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第5 議案第54号~議案第56号
○議長(真木増次郎) 次に、日程第5、議案第54号から議案第56号までの3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第54号から議案第56号までの3件について一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第54号、平成30年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)につきましては、認定こども園施設整備事業等の公共事業を初め、清掃センター焼却灰処理施設整備事業等の単独事業のほか、マルチハザードマップ作成事業費等の施策費につきまして予算措置いたすものでございます。
次に、議案第55号、平成30年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、公共下水道事業に係る管渠等建設事業費について予算措置いたすものでございます。
次に、議案第56号、平成30年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、介護保険事業に係る介護保険システム改修事業費について予算措置いたすものでございます。
なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(真木増次郎) 補足説明を求めます。原企画部長。
○企画部長(原一之)(登壇) 議案第54号から議案第56号までの予算議案につきまして一括して補足を申し上げます。
まず、議案第54号、平成30年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)についてでございます。
補正予算書の1ページをお開きください。
今回の補正予算は、4億8,898万4,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ492億7,392万円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、5億456万5,000円、1.0%の減となっております。
内容につきましては、補正予算参考資料に整理をいたしておりますのでごらんください。
参考資料の2ページをお開きください。
施策費の主な事業についてでございます。
総務費、地域コミュニティ再生事業費につきましては、自治総合センターのコミュニティ助成事業の採択を受けたことから、コミュニティー活動備品整備に係る補助金として490万円を追加いたしております。
マルチハザードマップ作成事業費につきましては、土砂、洪水、津波及び地震の地理情報システムデータを作成するとともに、各種ハザードマップを一元化したマルチハザードマップを作成、配布するための委託料として1,800万円を追加いたすものでございます。
教育費、ESD活動推進事業費につきましては、ESDコーディネーター、大学等と連携し、小中学校の取り組みの向上、ESD主任の研修、他地域との交流に係る事務費及び報償費として200万円を追加いたすものでございます。
スクール・サポート・スタッフ配置事業費につきましては、教材作成の補助など、教職員の負担軽減と児童生徒への指導体制を整備する実証研究を実施するため、スタッフを配置することに係る報酬等として74万6,000円を追加いたすものでございます。
次に、3ページをごらんください。
芸術文化振興費につきましては、自治総合センターのコミュニティ助成事業の採択を受けたことから、新居浜のプロモーションビデオの制作などを行うはろはろにいはまアートプロジェクトの補助金として270万円を追加いたすものでございます。
施策費につきましては、これらの事業のほか、公共下水道事業特別会計繰出金など合計7事業で3,956万円の追加となっております。
次に、4ページをお開きください。
公共事業費についてでございます。
総務費、生涯活躍のまち推進事業につきましては、RCC新居浜アクションプランに基づき、生涯活躍のまち推進の拠点施設として予定しております旧若宮小学校の活用基本計画の策定と改修工事の実施設計に係る委託料として4,240万円を追加いたすものでございます。
民生費、認定こども園施設整備事業につきましては、平成31年4月に認定こども園へ移行するひかり幼稚園の園舎改築等に係る補助金として2億6,402万4,000円を追加いたすものでございます。
公共事業費につきましては、これら2事業で3億642万4,000円の追加となっております。
5ページをごらんください。
単独事業費についてでございます。
総務費、コミュニティ施設整備事業につきましては、旦之上自治会館の建設が、自治総合センターのコミュニティ助成事業の採択を受けたことから、財源補正するものでございます。
衛生費、清掃センター焼却灰処理施設整備事業につきましては、焼却処理後に発生する主灰及び飛灰を適正に処理するため、飛灰処理施設、飛灰搬出装置を整備する工事費等として1億4,300万円を追加いたすものでございます。
単独事業費につきましては、これら2事業で1億4,300万円の追加となっております。
次に、補正予算書及び予算説明書に基づき御説明を申し上げます。
補正予算書の2ページをお開きください。
第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、第14款国庫支出金7,990万円、第15款県支出金1億2,725万9,000円、第18款繰入金6,712万5,000円、第20款諸収入2,260万円、第21款市債1億9,210万円をそれぞれ追加し、3ページの歳出に充当いたすものでございます。
4ページをお開きください。
第2表継続費補正の追加につきましては、清掃センター焼却灰処理施設整備事業につきまして継続費を設定いたすものでございます。
5ページをごらんください。
第3表地方債補正の追加につきましては、生涯活躍のまち推進事業ほか2件につきまして1億9,210万円を追加いたすものでございます。
次に、特別会計補正予算についてでございます。
6ページをお開きください。
議案第55号、平成30年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。
今回の補正予算は、管渠等建設事業費につきまして予算措置するもので、7,334万円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ56億9,755万7,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、3,415万7,000円、0.6%の増となっております。
内容につきましては、7ページをごらんください。
歳入につきましては、第3款国庫支出金3,667万円、第4款繰入金367万円、第6款市債3,300万円をそれぞれ追加するものでございます。
8ページをお開きください。
歳出につきましては、第2款建設費7,334万円を追加いたしております。
9ページをごらんください。
第2表地方債補正の変更につきましては、公共下水道事業につきまして起債の借入限度額を変更いたすもので、限度額を3,300万円増額し、18億5,780万円といたすものでございます。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、いずれも記載のとおりでございます。
10ページをお開きください。
議案第56号、平成30年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。
今回の補正予算は、介護保険法の改正に伴い、介護保険システム改修事業費について予算措置いたしたもので、950万4,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ133億4,153万5,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、6億3,998万5,000円、4.6%の減となっております。
内容につきましては、11ページをごらんください。
歳入につきましては、第3款国庫支出金196万円、第6款繰入金754万4,000円をそれぞれ追加するものでございます。
12ページをお開きください。
歳出につきましては、第1款総務費950万4,000円を追加いたしております。
以上で補足を終わります。
○議長(真木増次郎) これより質疑に入ります。
議案第54号から議案第56号までの3件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(真木増次郎) 質疑なしと認めます。
議案第54号から議案第56号までの3件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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日程第6 請願第1号
○議長(真木増次郎) 次に、日程第6、請願第1号は、議事日程に記載のとおり、企画総務委員会に付託いたします。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。議事の都合により、6月5日から6月11日までの7日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(真木増次郎) 御異議なしと認めます。よって、6月5日から6月11日までの7日間、休会することに決しました。
6月12日は午前10時から会議を開きます。
本日はこれにて散会いたします。
午前10時46分散会